曲目
【本文】
バッハ・リュート作品のギター用編曲の仕方(藤井敬吾)
録音に聴くバッハのリュート作品(長岡信明)
バッハ・リュート作品について(F.クーンス)
バッハのリュート作品についての試論(E.フェルナンデス)
【別冊楽譜】
リュート組曲第3番BWV995
リュート組曲第1番BWV996
リュート組曲第2番BWV997
プレリュード、フーガ、アレグロBWV998
プレリュードBWV999
フーガBWV1000
リュート組曲第4番BWV1006a
現代ギター社のHPより
バッハはバロック・リュートのために4つの組曲と小品を書き残しており、
それらは現代のギターの重要なレパートリーとなっています。
ギターでこれらの作品を弾くためには編曲が必要ですが、
それ以前にバッハの意図を正しく伝える原典版が必要です。
この臨時増刊号では別冊付録として新バッハ全集を元に
ギターで弾きやすい調に移調しただけの楽譜を作りました。
この一切の追加も削除も、もちろん運指もない基本の版があってこそ、
すぐれた編曲・運指が可能になると同時に、
既存の編曲がどういう仕事をしているのかが読めてきます。
新たな視点からの深い考察、そして発見と、
バッハを弾くギタリスト必携の1冊です!
ひとこと
録音業と並行して、楽譜浄書の技術を勉強してきましたが、
この別冊楽譜の浄書をさせていただき、
これがウッドノート・スタジオとしての浄書の初仕事となりました。
勉強中の身ながら、これだけの分量を浄書させてもらい、
お陰様でそれまで習ったことは実践の中で身につき、
まだ習っていないことも、あれこれ調べながら作成して、
知識と経験の幅を増やすことができました。
この世界も奥が深いのですが、さらに見やすい楽譜を目指して
勉強続けていきたいと思います。