曲目
我が愛しのミロンガ(ラウレンス)
ミシオネラ(ブスタマンテ)
イタリア広場(プホール)
プレリュード第1番(ヴィラ=ロボス)
あふるる涙(シューベルト〜安藤初代)
モーツァルトの「魔笛」の主題による変奏曲(ソル)
アランブラの想い出(タレガ)
アラビア風奇想曲(タレガ)
ヴェルディの「椿姫」の主題による幻想曲(アルカス)
現代ギター社ホームページより
安藤初代は1943年生まれ。
若き頃よりその逸材ぶりを高く評価された、
日本の女性クラシック・ギタリストの草分け的存在です。
近年、本格的に演奏の第一線に復帰するや、
その卓越したテクニックと詩情溢れる音楽解釈が各所で奇跡的と評判を呼び絶賛されています。
本盤は安藤初代の待望久しい初のレコー ディング・アルバムです。
彼女が長年大切にしてきた愛奏曲の数々が収録されています。
この瑞々しい感性、奇跡のアルバムをぜひお聴きください。
演奏評
長い年月彼女はたゆむことなくギターに研鑚をつづけてきたそうだが、
まさしく、そういう人からしか汲み得ない「ギターの滋味」に溢れている。
(レコード芸術2017年5月号、準特選盤)
録音評
絞り込まれたギター音像が一聴して印象に残る。
中央に定位するギター演奏にわりと近く聴くイメージでありながら、
撥弦音がカリカリシャリシャリしないのも印象的。
近いとはいえギター全体の響きを収めるほどよい距離を置いた収録。
(レコード芸術2017年5月号、90点)
ひとこと
現代ギター社から発売される安藤初代さんのCDの、録音・編集を担当させていただきました。
実は埼玉県朝霞市に住んでいた頃、お近くにお住まいということでご挨拶に行き、
以来、親しくさせていただいています。
録音時には久しぶりにお会いできたということで、毎晩祝杯を上げてました(笑)。
エネルギッシュかつ慈愛に溢れた演奏をお楽しみください。