曲目 カサド:前奏曲とサルダーナ、レオナルドの歌、2つのフィンランドの歌 リョベート編:4つのカタルーニャ民謡 [アメリアの遺言、ロッシニョール、糸を紡ぐ娘、盗賊の歌] イギリス民謡〜E.S.デ・ラ・マーサ編:グリーンスリーヴス デュアート編:2つのイギリス民謡[茂みといばら、くろどりと鶫(つぐみ)] テオドラキス:3つのエピタフィオス クレンジャンス:ラ・ミラネーゼ ポンセ:しおれた心、愛する母 フォスター〜E.S.デ・ラ・マーサ編:スワニー河 アスピアス編:2つのメキシコ民謡[小鳥売りの娘、ラ・アデリータ] レイス:もしも彼女がたずねたら、1つのワルツと2つの愛 バリオス:クリスマスの歌 演奏評 なんと美しくまどかなギターの音であろうか。 安定感と、デリカシーに満ちた歌ごころとの最も高度な両立が、 聴きての心をまさしく桃源郷へと導く。(略) 讃めても讃め足りないディスクとは、このような1枚を指す。(レコード芸術誌 特選盤) 録音評 ややさっぱりした感触ではあるが、それだけにギター音像の定位は明確。 演奏の細かい表情がよく捉えられている。 ある意味では教科書的な録音でもあり、手堅さをも感じさせる。(レコード芸術誌評) ひとこと シュペルノーヴァ以来、久しぶりに稲垣さんの録音です。 徹底的に細部までこだわる稲垣さんの演奏、こちらも緊張して録音に臨みます。 何度もテイクを重ね、編集にも細心の注意を払って仕上げたCD、 無事にレコ芸特選盤となり、ほっとしました。 このアルバムについては選曲段階から関わっています。 実は一部の曲(グリーンスリーヴスとか)は私からの提案で弾いてもらった曲でした。 いろいろ思い出深いアルバムです。 ※稲垣稔さんとの録音に関するあれこれは別項「稲垣稔さんの想い出」を参照ください。