曲目
ソル:もしも私が羊歯だったらによる変奏曲Op.26
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番BWV1001
アグアド:序奏とロンド
タンスマン:組曲カヴァティーナ
ブローウェル:舞踏礼讃
ロドリーゴ:ファンダンゴ
ソル:第7幻想曲Op.30
演奏評
ファースト・アルバムである。
ギタリストとしてのいわば萌芽と趣向、意欲がぎっしりと詰まった内容だ。
17歳の益田のあるがままを写し取った清々とした演奏に心惹かれる。
(レコード芸術誌評〜再発時:2013年8月号)
ひとこと
別記、竹内さんのアルバムを録音して、
ほとんど間を置かずに次のアルバムの録音でした。
益田正洋さんといえば、近年はフォンテックより充実した内容のCDを
次々発表する気鋭のギタリストですが、
このアルバム録音時はまだ高校生、ジャケットの写真もまだ初々しい。
しかし、難曲の数々を、現在にも通じる確かなテクニックと
豊かな歌心あふれる演奏を聴かせます。
ながらく絶版となっていましたが、2013年5月にフォンテックより再リリースとなりました。
解説は濱田滋郎氏による新書きです。