曲目
アンヘル・バリオス:
グラナダの花,花売りの声,とこしえのペテネーラ,
ジプシーたちはシギリージャス,エロイーサ,
葡萄畑の下で,トナディージャ
トゥリーナ:ソナタOp.61,セビーリャ幻想曲
タレガ:アランブラの想い出,4つのマズルカ,12の小前奏曲
演奏評
さすがに作曲を行なう人らしく、楽譜をなぞる態度を超えて
音楽そのものの本質に迫っているところが素晴らしい。
表現力に直結する真の技巧の持ち主と言えよう。(レコード芸術誌 特選盤)
録音評
全体としてややオフ気味。
鮮やかで、目の覚めるような音をねらったものとは本質的に異なり、
音としてのまとまりを、間接音も含めてねらっているようだ。(レコード芸術誌)
ひとこと
〈羽衣伝説〉などで作曲家としても注目される藤井敬吾さん。
このアルバムは演奏者としての藤井さんに焦点を当てたものです。
アイディアの引き出しがとても豊富で、
録音中もさまざまな表現を試しながらの刺激的なレコーディングでした。