曲目
序曲(S.L.ヴァイス)
プレリュード・フーガ・アレグロBWV998(J.S.バッハ)
練習曲Op.31-23(F.ソル)
練習曲Op.29-17(F.ソル)
組曲「スペインの城」より(F.M=トローバ)
アルバ・デ・トルメス(吟遊詩人の恋歌)
シグエンサ(眠っている王女)
トリーハ(哀歌)
トゥレガーノ(山唄)
告白のロマンサ(A.バリオス)
神の愛に免じてどうかお恵みを(最後のトレモロ)(A.バリオス)
3つのスペインの小品(E.プジョール)
トナディーリャ
タンゴ
グァヒーラ
ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ(A.ハリス)
演奏評
彼のギターには、重厚な響きの中に透明感と輝きを持った音色があり、
本盤においても一音に込めた想いが伝わってくるような演奏が展開されている。
(現代ギター 2015年7月号)
レコード芸術誌2015年8月号 特選盤!
十分に力強いとともに柔軟性をおびたタッチから、和声感の充実をも含め、
“ギターの本質につながる音色美”の小宇宙が豊かにひろがる。
適切なテンポ感、装飾や気張りのない、おのずとにじみ出る感じの歌ごころ。
文章にたとえるなら、“行間、匂うもののある”奏楽がCD1枚を満たすのだ。
(レコード芸術 2015年8月号、濱田滋郎・評)
初のソロ・アルバムながらプログラムにしても表現にしても
堅実な演奏スタイルを持ったアーティストであることが分かる。
トローバやバリオス、プジョールやハリスの名品を
愛おしむように丹念に弾き込み、燃焼度の高い演奏を展開している。
(CDジャーナル 2015年9月号)
録音評
たいへん聴きやすい距離感で遠すぎず、近すぎず、
楽器そのものの響きや音色もしっかりと伝わる。
音像は2本のスピーカーの中央にしっかりと位置し、
不安定に動くこともないが、[……]ややモノーラル気味。
会場の美しいホールトーンは十分に加味されている。[90点]
(レコード芸術 2015年8月号、石田善之・評)
ひとこと
関西が誇る実力派ギタリスト、初のソロ・アルバム!