オルフェウス第12巻(A. ディアベッリ)
ロマンツェ「哨兵」
ロマンツェ「シリアへの旅立ち」
ロマンツェ「私を置いていくあなた」
ロシア民謡「美しいミンカ」
メロディー「愛する人の腕の中であなたは安らぎ」
メロディー「われ送らんアレクシスに」
メロディー「些細な考えを受けて」
オルフェウス第4巻(A. ディアベッリ)
アリア「シャンパンの歌」
カンツォネッタ「窓辺においで」
デュエット「お手をどうぞ」
ウェーバーのオペラ《魔弾の射手》より(A. ディアベッリ)
嘲笑の合唱
農民のワルツ
酔っ払いの歌
カヴァティーナ「たとえ雲が」
花嫁の冠を編みましょう
狩人の合唱
ドイツの歌による幻想曲(J.K. メルツ)
《ドン・ジョバンニ》のモチーフによる幻想曲(J.K. メルツ)*
涙の賛美 ― シューベルトの6つのリートより(J.K. メルツ)*
アヴェ・マリア ― エレンの歌第3番(F. シューベルト?N.コスト、長谷川編)
(*印:植木ソロ)
(…)本盤収録曲の大半を占めるディアベッリの編曲作品が愉しい。当時の流行歌やオペラの楽曲に拠るものだが、愛好家達が気軽に演奏して楽しめるよう平易で名曲のエッセンスだけを抜き取った19世紀のヒット曲集と言った感がある。長谷川と植木の演奏も楽しい夜会の雰囲気を活き活きと再現しているようだ。(…)ライナーノーツの言葉を借りれば“ラクにさらえて、弾いて気分よく、聴いてカッコ良い”編曲集はディアベッリのギター作品を見直す価値のある蘇演であろう。メルツでの植木のソロ演奏は、ある種の凄味を感じさせる秀演。
(現代ギター 2025年 4月号)
(…)奥床しくて典雅な世界だ。(…)ビーダーマイヤー時代のウィーンの音楽サロンに思いを馳せながら楽しみたい。
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(レコード芸術ONLINE 2025年 4月号 推薦)