萩原朔太郎/機織る乙女

GG491
  • 発売元:現代ギター社
  • 本体価格:800円+税
  •  曲目

    機織る乙女(萩原朔太郎)

     現代ギター社のHPより

    詩人・萩原朔太郎が作曲した“幻のマンドリン独奏曲”。
    歴史的資料価値も備えた親しみやすい佳曲です。
    詩人、萩原朔太郎(1886〜1942)は、詩集「月に吠える」「青猫」などにみられる、
    斬新な言語感覚とリズムによって口語自由詩による近代象徴詩を完成させ、
    以後の詩壇に大きな影響を与えた人物です。
    朔太郎は、青年時代よりマンドリンに親しみ、
    マンドリン倶楽部を結成するなど音楽家を志ざしたことがあり、
    作曲もいくつか試みています。
    「機織る乙女〜A WEAVING GIRL」は、萩原朔太郎が作曲したマンドリン独奏曲。
    朔太郎自身によるこの曲の直筆譜が出生地の前橋文学館に所蔵されており、
    本譜は同館の許可を得て明らかな記載ミスや演奏不可能と思われる箇所を除き、
    原則としてすべて原譜の記載に従い浄書したものです。
    曲は、どこか懐かしいメロディーが6/8拍子で歌われるAndante Cantabile、
    機織りの音を模したDescriptive Cadenza、
    軽快なリズムで一気に駆け抜けるAllegroからなり、
    ぜひマンドリン・ソロ・レパートリーに加えて頂きたい佳曲です。
    萩原朔太郎自筆の手稿譜ファクシミリも掲載!

     ひとこと

    2ページのみですが、浄書の仕事でした。
    詩人として有名な萩原朔太郎の自筆譜ファクシミリから直接浄書したものです。
    あちこち疑問の残る書き方があったので、
    疑問点を書き出して、現代ギター社編集部と相談し、
    注釈を付けたり、直すべきところは直すなど、実用的な楽譜としました。
    浄書の仕事は単にきれいに書くというだけでなく、
    原稿のチェックや校正など、音楽的知識も必要です。
    やってもやってもキリがないほど勉強すべきことは多く、この道の奥深さは底なしです。

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