柴田高明/クロニクル マンドリン音楽の300年

WNCD1003
  • 演奏:柴田高明(マンドリン)、共演:吉田剛士(マンドリン)
  • 録音日:2010年9月8、9日
  • 録音会場:滋賀 高島市ガリバーホール
  • 品番:WNCD-1003
  • 本体価格:2,500円
  • 税込価格:2,750円
  • 発売日:2011年2月11日
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     曲目

    二重奏曲第1番ハ長調(G.B.ゲルヴァジオ)
      アレグレット/カンタービレ/アレグロ
    アリアと変奏第4番(G.レオーネ)
    じょんがら(桑原康雄)
    アフォリスメン(M.シュトラウス)
      ハックルベリー・ウォーク/夢/舞曲/
      アイルランドのフォークソング/瞑想/ミロンガ/葬送行進曲
    無伴奏マンドリンのためのソナタ(小林由直)
      第1楽章 即興的に/第2楽章 アダージョ・アリオーソ/
      第3楽章 プレスト・ヴィヴォ、クワージ・トッカータ
    大前奏曲(R.カラーチェ)
    マンドリン0.024ppm(吉田剛士)

     演奏評

    マンドリン誕生の18世紀から現在までの300年の歴史を
    独奏と二重奏で辿るという切り口も、斬新で素晴らしい。
    18世紀の音楽と現代では楽器や演奏技法がかなり異なると思うが
    古典曲は優雅に響かせ、現代曲は躍動に満ちた快演である。
    時代の異なる作品を鮮やかに聴かせてくれる演奏は、とても惹きつけられる。
    (現代ギター 2011年3月号新譜案内)

    レコード芸術誌 特選盤!
    マンドリン独奏のディスクと言ってもほとんどの場合ピアノ伴奏を伴うが、
    このようにマンドリンの響きのみで統一されると、
    なにか非常にすっきりとして快い。
    もとよりこのように感じさせるのは、柴田高明の演奏能力がたいへん高く、
    濃やかなニュアンスを生み出すことに長けているからにほかならない。
    (中略)たいそう聴き甲斐のある、出色のマンドリン・アルバム。
    (レコード芸術 2011年4月号)

    マンドリンの誕生から今日まで、およそ300年の歴史の流れを
    現代の作品を中心に紹介する、文字通りクロニクルなCD。
    桑原康雄の、ちょっと驚かされる「じょんがら」をはじめ、
    マンドリンの多彩な魅力を堪能できる。
    ゆったりと優雅なものから、凝縮度の高いものまで見事な演奏が続く。
    (CDジャーナル 2011年4月号)

     録音評

    すぐ間近に座して演奏を聴く感じの録音。
    楽器の穴の響きもリアルだし、ブックレットに詳しく紹介されている
    弾き分けられる複数の楽器の音色や響きの違いも実によく収められている。
    生々しい音で捉えられた楽器だがホールの響きも適度に伴っていて、
    楽器自体の音は生々しいが硬質だったりドライだったりはしていない。
    〈90〜93点〉(レコード芸術 2011年4月号)
    ※90点は平均水準の録音、93点は優秀録音、おすすめCD

     ひとこと

    マンドリニスト柴田高明のニューアルバムは、
    全曲マンドリンのためのオリジナル作品、
    18世紀から現代までマンドリン音楽300年の歴史を通観するユニークな選曲。
    18世紀のオリジナル楽器と現代の2種類の楽器を使い分け、
    マンドリン音楽の魅力を多彩に表現。
    また“マリオネット”として活躍する吉田剛士との共演で、
    珍しいピリオド楽器による二重奏、
    そして吉田が柴田のために書いた新作の初録音も話題です。

     試聴

    ※CDより、一部の曲を試聴できます(約30秒)。

  • アリアと変奏第4番(G.レオーネ)
  • じょんがら(桑原康雄)
  • アフォリスメン(M.シュトラウス)ハックルベリー・ウォーク
  • 大前奏曲(R.カラーチェ)
  • マンドリン0.024ppm(吉田剛士)