角 圭司/南十字星の雫

WNCD1030
  • 演奏:角 圭司
  • 品番:WNCD-1030
  • 本体価格:2,700円
  • 税込価格:2,970円
  • 発売日:2018年4月30日
  • 録音日:2017年11月14,15日、2018年2月2日
  • 録音会場:滋賀・ひこね市文化プラザ・エコーホール
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     曲目

    南十字星の雫/啼鵬
    エストレリータ/M.M.ポンセ
    鐘の響き/J.ペルナンブコ
    レボリコ/J.ペルナンブコ
    ラ・ネグラ/A.ラウロ
    アンダンテ Op.47-3/F.ソル
    ワルツ Op.42-6/F.ソル
    カッチーニのアヴェ・マリア/V.ヴァヴィロフ〜佐藤弘和・編
    しほ(志保)/佐藤弘和
    けい(慶)/佐藤弘和
    小さな翼 ―志保 第2章―/佐藤弘和
    青空の向こうに/佐藤弘和
    愛のロマンス/スペイン民謡
    タンゴ・アン・スカイ/R.ディアンス
    組曲第2番/L.ブローウェル
      (プレリュード/アレグロ・バレスク/アンダンティーノ)
    アッシャー・ワルツ/N.コシュキン
    メロディ/N.コシュキン

     演奏評

    (…)角の演奏は多様な収録曲を技術的にも申し分なく安定した筆致で紡いでいき、
    角 圭司とはこんなに上手いギタリストであったのかと、
    その実力者たることを再認識させるに充分である。
    (現代ギター 2018年5月号)

    (…)この新譜は、その彼が1台の新しいギターを手に入れたことを機縁に生まれたのだという。
    (…)その音に魅了されたギタリストは、
    さっそく、「この音で弾いてみたいレパートリー」を選び出し、
    録音のためのプログラムを編んだ。
    (レコード芸術 2018年6月号 特選盤

    楽器が音楽家の感性を触発。
    角 圭司のために特別に製作された稀少な木材を使った
    ギターの音の美質を活かし切って、可能性を堪能させる。
    CDを通して聴く限り、響きはまろやかにしてくっきり。
    刺激的な硬さはなく旋律が心地よく響くのみならず、
    ハードな音色奏法部分も斬新に鳴る。生が聴いてみたくなる。
    (CDジャーナル 2018年6月号)

     録音評

    左右の中央にコンパクトに音像がまとめられ、ギターそのものの音色が美しい。
    ノイズ成分との関わりであろうか、低域のエネルギーが抑えられているようだが、
    会場のひこね市文化ブラザ・エコーホールの大きな空間につながるような
    響きの開放感や空気感はやや薄めのようだ。
    (レコード芸術 2018年6月号 90点)

     演奏者プロフィール

    角 圭司
    M.バルエコ、R.チェスター、尾尻雅弘、増田幸作の各氏に師事。1997年スペイン音楽ギターコンクール優勝他、受賞多数。
    1999年に渡米、ジョンズ・ホプキンス大学ピーボディ音楽院入学、翌年、修士課程演奏家ディプロマコースに特別進級。
    この特別進級は全米最古のピーボディ音楽院において初めての例となった。2002年、同音楽院修士課程ディプロマコースを修了し卒業。
    米国の同時多発テロ後、ワシントンDCの国務省にて演奏。また、2002年ニューヨークにて世界貿易センタービルのためのチャリティーコンサートを行ない、TVニュース番組で全米に紹介された。同年パンアメリカン交響楽団、コスタリカ国立交響楽団とも共演。その前後にもケネディセンター、カーネギーホールはじめ全米で演奏する。2005年、在米日本大使館主催でリサイタルを開催しその後帰国。
    2005年の台湾ツアーでは台北と高雄で演奏。台南芸術大学(台南市)でマスタークラスを行なった。2008年NHK交響楽団団友オーケストラと共演、2010年と2011年にスペインツアー、2013年にベトナムツアーを行なった。2015年、東京文化会館にて帰国10周年リサイタルを開催。2018年、台湾台北国家音楽廰で演奏。
    妹・角 昌子とのギターデュオや東京ギターカルテット、そして、NHK朝の連続ドラマ小説「てっぱん」の音楽を担当した啼鵬らとA.R.C.も結成。また、ギターのさらなる可能性を追求し、現在は他分野のアーティストとのコラボレーションも行なっている。
    ソロCD『ミ・コラソン』、『グラシア』(レコード芸術準特選盤)、『音彩』、『マエストーソ』(レコード芸術特選盤)、妹・昌子とのDuo CD『ファースト・インプレッション』、『アラウンド・ザ・コーナー』他をリリース。
    日本スペインギター協会理事、日本ギター連盟正会員。

     ひとこと

    極めて希少性の高い「木材の宝石」通称チューリップ・ウッドを用いた
    名工・三浦隆志の新作楽器での最新録音。
    「この楽器で弾いてみたい」という曲を集めたものだが、
    そこにアーティストの指向性、音楽性、人間性が
    如実に表れるアルバムとなっている。

     試聴

    ※CDより、一部の曲を試聴できます(約30秒)。

  • 青空の向こうに/佐藤弘和
  • アッシャー・ワルツ/N.コシュキン