富川勝智、藤澤和志、酒井良祥/ギター・トラベローグ

WNCD1034
  • 演奏:富川勝智、藤澤和志、酒井良祥
  • 品番:WNCD-1034
  • 本体価格:2,700円
  • 税込価格:2,916円
  • 発売日:2018年10月25日
  • 録音日:2018年1月31日、2月1日
  • 録音会場:滋賀・ひこね市文化プラザ・エコーホール
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     曲目

    シタロディア・ストリグニエンシス(フェレンツ・ファルカシュ)
         序曲
         メヌエット
         フィナーレ
    チャーンゴー・ソナティネ(フェレンツ・ファルカシュ)
         ソナティネ
         カンツォーネ
         ロンド
    ロンド(パウル・ヒンデミット)
    ソナタ(フランコ・マルゴラ)
         リチェルカーレ・モデラート
         トランクィロ・アッサイ
         アレグレット・スピグリアート
    奇跡の時(イゴール・ロガリョフ)
         奇跡の時
         機械仕掛けのおもちゃの人々
         憂鬱なコウノトリ
         粘土のカウボーイ
         花のワルツ
         笑わない王女
    ブラジリアンス(ローリンド・アルメイダ)
    リオのラプソディ(ローリンド・アルメイダ)
    アララトの歌(ロリス・オハネス・チョバニアン)
         イェルゼンガ
         イェラス
         レポレレ
         アラキアス
         シューシギ
    リバーボート組曲 Op.94(ジョン・ウィリアム・デュアート)
         停泊
         船出
         風景
         帰還
    スウェーデン民謡の主題による変奏曲 Op.84(ジョン・ウィリアム・デュアート)
         テーマ〜アンダンテ・アマービレ
         T.リトミコ・エ・プレチーゾ
         U.セレーノ・エ・ソステヌート
         V.レッジェーロ・エ・コン・モート
         W.テンポ・ジュスト・マ・ポコ・メスト
         X.活気をもって
         Y.終曲

     演奏者プロフィール

    富川勝智(とみかわまさとも)
    上智大学外国語学部イスパニア語学科卒業。ギターを佐藤佳樹、手塚健旨に学んだ後、スペインに渡り4年間、ホセ・ルイス・ゴンサレス、アレックス・ガロベーのもとで研鑽を積む。帰国後、精力的に演奏活動を行うとともに、ヤマハやシンコーミュージックなどの出版物への編曲や教本執筆なども行う。音楽史への造詣も深く、ギター専門誌に連載などを行う。楽曲解説や奏法解説を執筆多数。「ガルシア・ロルカと同時代のギタリストたち」などの本格的な研究論文なども発表し、ギター史研究家としても精力的に執筆活動をしている。洗足学園音楽大学ワールドミュージック科講師(クラシックギター科兼任)。公益社団法人日本ギター連盟理事。ギターリーダーズクラブ正会員。日本音楽表現学会会員。

    藤澤和志(ふじさわかずし)
    幼少よりピアノ、ギターを始め、後にスペイン,アメリカにて学ぶ。指導の傍ら、コンクール審査員、作曲活動や教本や曲集の執筆、CM・映画のレコーディングに数多く参加。各地での室内楽コンサートを中心に、ガラ・音楽祭等に出演。ギターを小原聖子、中村浩也、稲垣稔、藤井眞吾、J・L・ゴンザレス、J・L・ロドリゴ、F・ロンゲイ他、通奏低音を永田平八、ジャズギターを鈴木敏幸、ピアノを田村宏、C・ステファンスカ、A・イグレシアス、片岡久明、他各氏に師事。日本・スペインギター協会常任理事、ギターリーダースクラブ副委員長、神奈川ギター協会委員、公益法人日本ギター連盟正会員、一般社団法人ピアノ指導者協会正会員。

    酒井良祥(さかいたかよし)
    北海道・興部町出身。ギターを酒井弘道、宇賀神昭、D.Feingold各氏に師事。荘村清志、赤坂孝吉各氏のマスタークラスを受講。2000年公益社団法人日本ギター連盟の推薦で、アメリカ・ワシントン州立ウェスタンワシントン大学に留学。その間、ラジオ出演やコンサート等で活動する。帰国後は関東を中心に全国各地でコンサート活動を開始。ソロはもとより、他楽器とのアンサンブルなども積極的に行っている。現在はポピュラー系のアレンジや楽曲提供なども行い活動の幅をさらに広げている。鎌倉FMパーソナリティー。公益社団法人日本ギター連盟正会員。

     演奏評

    (…)脂の乗り切った奏者達は安定したアンサンブルを聴かせ、
    ヒンデミット〈ロンド〉などはこの大作曲家の貴重なギター作品として
    もっと弾かれても良いのではと思わせるが、
    初見の向きが殆どであろう知られざる作曲家達の楽曲群もまた秀作揃いである。
    (…)ギタートリオには刮目すべき豊穣な世界が拡がっている、
    本盤はそれを知らしめる価値あるアルバムだと断言できよう。
    (現代ギター 2018年11月号)

    (…)けっして「珍しさ」のみには終わらず、ひとかどの音楽的興味、
    さらに言えばメロディアスな“分かり易さ”にも欠けていない、
    十分な佳品揃いと言えるのである。
    加えて演奏の精度も立派に水準をクリアしており、
    ギター・ファンに新たな地平を開いてみせる、貴重な1枚だと評価できる。
    (レコード芸術 2018年12月号 準推薦盤)

    ギター三重奏というなじみの薄い編成、
    その同種ゆえの響きの落ち着きと表現能力の拡がりを、スタイルも地域性もとりどり、
    ことさらに技巧に走らずさらりと響きのアイディアが施された知られざる佳品とともに味わう。
    演奏は3者の間合いが即妙。
    とりわけ弱音に対する互いの耳の寄せ方、その音の佇まいが素敵だ。
    (CDジャーナル 2018年12月号)

     録音評

    同一楽器によるアンサンブル・サウンドは、厚みと滑らかさが素敵で、
    それはここでも楽しめる。
    ただ同一楽器のアンサンブルは溶け合いの良さの反面、
    音像定位が曖昧になりがちでもある。
    ここでは定位感にも十分な配慮がなされていて、
    楽器間の遣り取りも明快に愉しめる。
    (レコード芸術 2018年12月号 90点)

     ひとこと

    独奏楽器としてのみならずアンサンブル楽器としての優れた資質を持つギター。
    本アルバムはギタートリオのために書かれたオリジナル作品の数々を収録、
    珍しい編成ゆえ見過ごされてきた“知られざる名曲”を通してその魅力を伝える。
    世界各地の個性的な名曲で贈る、ギタートリオによる音楽紀行。